Cayaの店

日本神話に興味をもち、古事記を学び始めて6、7年がたつでしょうか。

本の中で多くの神々と出会いましたが、例の「あめのふきおのかみ」のことは忘れたままでした。

古事記の本1冊読むのにひょっとしたら4年ぐらいはかかったかもしれません。私の先生は脱線しながらゆっくりゆっくり進むのでなかなか本1冊を読み終わらなかったのです。2回を読み始めてしばらくしてから

天の神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)にこの国をつくろい完成させるように命じた。
二柱の神は天の沼矛(ぬぼこ)を入れてかき回した。とあり、
その後、多くの神々を生んでいくわけですが、

天之吹男神という神様が生まれたというところを見て、

「でた~」と思いました。

びっくりしたのはその神様の説明を読んだときです。

「吹男」とあるのは本当は「葺男」ということで、葺くというのは茅を葺くという意味だと書いてありました。

新月の瞑想

瞑想会ではみなさんの感覚が鋭くなるんでしょうか。

ハープの音色を聞きながら、瞑想していると

それぞれにちがうひとつの音だけが響いてくるのがわかるようです。

ハープの弦をゆびさして、この辺の音が特に響くんです~、とか
低い音が響くんです~とそれぞれに共鳴する音がちがうのです。

「どこかわからないけど、ひとつの音だけがきになるんです~」とま~ちゃん。

悟さんがひとつ、ひとつの弦をたしかめながら弾いていくと、それは「ラ」の音でした。

「ラ」なら第6チャクラの音です。

第6チャクラがエネルギーをちょうだい~と言っているのでしょうか?

すべては周波数です。色も音も。

コンサートが癒しと言われるのは、私たちの身体を必要な音で調整してくれるからでしょうね。

新月の瞑想

Caya物語の途中ですが、昨日の瞑想会があまりにもおもしろかったので、そのことをお伝えしなくっちゃ。

瞑想会の最初に私がこう言いました。

「ただ静寂の時を持つ、ただ瞑想するというのももちろんいいですけど、今日は何か自分に質問をしてみましょう、きっと答えが帰ってきますから」

そしたら、

「なぜこの8人のメンバー(私と悟さんを含むと10人でしたが)が今日ここに集まったか、知りたいです」とYukaさんが言いました。

ヘンな質問をするもんですが・・・。

そしたら、最後に「何か感想言いたい人いますか~?」 と私が言うと

「みんなで機織りをしていました。すごく楽しそうにみんなで織ってたの」と突然カオリンが言いました。

「えっ、そういう影像を見たの? たしか瞑想は今日がはじめてと言ってたよね?」

「そうなんです。でもはっきりとみんな一緒に機織りしているのが見えました」

それを機会に、実は多くの参加者が同じ場所を共有して見ていたらしく、それはこういう場所で、空が見えてて、こんな感じで、とみんながその場所を語り始めたのです。

「そういえば、、機織りの講座がしたくて、どこかでいい先生いないかとさがしてました~」という人やら、実際に織っている人もいれば、なんだか・・・わけがわからんくなってきました。

これが投げかけた質問の答えだったんですね。

昔、一緒に機織りしていたメンバーが集まったということ。 う~ん、いつの時代でしょ。

言い出したカオリンは「香織」という名前で、まさに織りと関係あるやんか~。

 

日記

ある時、ある日

「あなたね、いつもいつも何かを引き伸ばしにしているでしょ。いつか、いつかと思っていても、それはいつかと思っているかぎり実行できないのよ。このままでは病気になります」

「へっ?、び、病気~?」 それはこまる、それはいやだ。病気になるのはどう考えてもいやだ。

じゃあ、とりあえず、なんでもいいから始めなくては、ということでお友達3人でせっけんを作って販売することにしました。

手作り石鹸にこだわって50年という会社にたのみ、自分達の思っている自然派せっけんを誕生させたのです。

バラの精油をたっぷりと使ったこだわりのせっけんです。 さて、会社(といえるほどのものではありませんが)の名前を何にしようか、ということになり、

茅葺の大好きな私は、茅葺の「茅」という言葉をせめて、会社の名前につけたいと思いました。

お友達の2人もいい名前だね~と賛成してくれたので

せっけんの名前は「かやのせっけん」で、会社の名前は 
“Caya Corp.” と決まりました。

つづく

日記

その後、神様の名前は覚えていたけど、その件に関してはず~と、何十年も忘れたままでした。

そして、私は自分の独立というものを考え始めました。 職場での様々なつらい経験、苦しい体験をへて
あれだけいやだった職場が、独立したいと思い出してから快適に変化していったよう気がします。

すると、べつにもうちょっとそのままいてもいいかな~となかなかジャンプできないで2、3年がたったでしょうか。

たまたま、京都の美山の茅葺の家を見に行った時、そのやさしさや自然さにふれ

茅葺が大好きになりました。 茅葺きに関する講演会にも行きました。茅でしめ縄つくりの体験会にも
行きました。神戸はなんと900棟の茅葺の家が残っているということを知りました。
若い職人さんたちも生まれて、茅葺の家は再生されていっているのです。

日本人をず~と守ってきた「茅」という植物。 私たちはなぜか茅葺の家の中にいるとリラックスできるのです。
なんだかず~とそこにいたいな~と思ってしまいます。

それはきっと「茅」が持つ何か特別な力ではないでしょうか。

つづく