茅葺のおうち

その後、神様の名前は覚えていたけど、その件に関してはず~と、何十年も忘れたままでした。

そして、私は自分の独立というものを考え始めました。 職場での様々なつらい経験、苦しい体験をへて
あれだけいやだった職場が、独立したいと思い出してから快適に変化していったよう気がします。

すると、べつにもうちょっとそのままいてもいいかな~となかなかジャンプできないで2、3年がたったでしょうか。

たまたま、京都の美山の茅葺の家を見に行った時、そのやさしさや自然さにふれ

茅葺が大好きになりました。 茅葺きに関する講演会にも行きました。茅でしめ縄つくりの体験会にも
行きました。神戸はなんと900棟の茅葺の家が残っているということを知りました。
若い職人さんたちも生まれて、茅葺の家は再生されていっているのです。

日本人をず~と守ってきた「茅」という植物。 私たちはなぜか茅葺の家の中にいるとリラックスできるのです。
なんだかず~とそこにいたいな~と思ってしまいます。

それはきっと「茅」が持つ何か特別な力ではないでしょうか。

つづく