忙しそうに出かける用意をしているガブリエルを見て
ウリエルが聞きました。
「ガブちゃん、どこいくのん?」
「ちょっと元町のCayaまで」
「あれっ?また行くの? 昨日も行ってたやん」
「いやあ、だって、最近さぁ~、人間達の感度がよくなってきちゃって、すごく僕達のことを感じてくれる人たちが増えてきて楽しいのさ」
「そうなん?」
「それに、あそこの空気がいいし、行っても気持ちいいもんやからついつい長居しちゃってさ」
「へ~」
「昨日なんかさ、カオリンといっしょに空をとんだんだぜ~、カオリンの楽しそうな顔見せたかったな~」
「ほ~」
「それに、さっとっちとも話しが通じてさ、いやあ~、よかったよかった、つい応援してやりたくなるんだよな~」
「じゃあ、僕も行こうかな~」とウリエル
「行こうぜ、行こうぜ~、今日からは和布のリメイク展やっててさ、お客様がたくさん来そうなんだ。たくさん売れるようにサポートしなくっちゃ、僕達は人間たちの喜ぶ姿を見るのが大好きだからね」
「だね~、ラファエルとミカエルもさそって見ようか?」
「さっき、もう先にいってしまったと思うよ~」