オーラソーマ

志村ふくみさんの書かれた『色を奏でる』 という本にこう書かれています。

「古代の人々は強い木霊の宿る草木を薬草として用い、その薬草で染めた衣服をまとって
悪霊から身を守った。まず火に誠を尽くし、よい土、よい金気、素直な水をもって、
命ある美しい色を染めた。すなわちよい染色は、木、火、土、金、水の五行のうちにあり、
いずれも命の根源より色の命をいただいていたというわけである」

とても心に残る言葉です。

この文章を読んで、化学染料で染めたものでなく
草木染めのものを身につけたくなりました。

今日、陶芸家の先生が来られたので
そうだ、聞いてみればよかった、と思いました。

土をこねて器を作る時、いちばん難しい色って何色ですか?って。

 

 

新月の瞑想

ふ~。 今日は忙しかったです。 朝から予約が入っていたランチの仕込みをして、
ヒーリングのお客さまが来てくださり
ギャラリーを予約してくださっている方が
見に来てくださったり、
またギャラリーを使いたいというお客さまも来てくださったり、
カフェのお客様も来てくださったり、
ケーキセットは早々となくなり、たくさんのお客様を
お断りすることに・・・。

ありがとうございます~。

さて、昨日は瞑想会でした。
瞑想をしていて、クリアに影像を見れる人はほんとにラッキー
でも、ひとつ大切なことに気がつきました。

これはなんにでも言えることと思いますが、

「聞いてみる」ということが大事ということです。

たとえば、こんな感じです。

ただたんに瞑想をするのもいいですが

「私の使命はなんなんですか?」瞑想している間に教えてくださいと聞く。

もし、ぼんやりとして何にも答えがこなかったら

「もっとはっきりと教えてもらえませんか?」と聞く。

なんとなく答えが来た気がするけど、自信がなかったら

「こうこう、こういうことであってますか?」と聞く。

するとだんだんクリアになっていくということですね。

 

 

オーラソーマ

こんなに私達のまわりにはグリーンでいっぱいなのに、庭にも
公園に行っても、そして日本は山の国なのに

葉っぱでグリーンの色を染めることはできない。

と、聞いたとき、昔、そうだ、私もそう思ったことがある、と
思い出したのです。 ハーブ園に行ったときに、友達に言った言葉を思い出したのです。

「ねえ、こんなにグリーンがいっぱいあるのに、緑から緑をつくることができないのよ」

葉っぱをしぼると、
最初はグリーン色をしているのですが、だんだんと茶色のような灰色のような色に
なってしまうのです。

お友達が私のブログを読んで、「色を奏でる」という本に、緑色が染色で作り出すことが
できないって書いてますよ、と持ってきてくださったので、読んでみました。

その本には「緑は直接作り出すことはできないけれど、藍と黄色をかけ合わせることによって
緑が生まれる」と書いてありました。 ほかの色は染まるというけれども、

緑だけは「生まれる」と、表現したくなる、と。

緑は生命と深いかかわりを持っている。私たちも刻いっこくと死にむかうなかで
生命そのものを表したら緑なのではないか、と

やはりイザナギ命の着物がモスグリーンってわけなのですね。

オーラソーマ

淡路島誕生の神話の絵本を作るにあたって、イザナギ命とイザナミ命の衣装は
何色になったと思いますか?

私は「もっとも尊い色は何色だと思いますか?」と聞かれたので

紫かな?と思いました。となりにすわっていた安乎の公民館長も紫やと
思ったと言っていました。

でも、なんとそれは薄いモスグリーン色だったんです。

だからイザナギ命の衣装はペールモスグリーンでイザナミ命は薄いピンク色でした。

古代にあっては薄いピンク色を織るなんてことはとても難しかったんだそうです。
だから古代は赤色の着物の上に、薄い白の着物を重ね着したのだとか。
それでピンクを表現したんですって。

だからか~。巫女さんの衣装は今でも白と赤ですもんね。
「へ~」 
薄いグリーン色は、まさにブルーとイエローがまざりあった色です。
それは神様の意志と個人の意志の融合です。
なんかとっても深いです~。

 

 

古事記のこと

昨日はお店を1日お休みして

淡路島に行ってきました。
目的は「古事記と淡路島」というタイトルの講演会を聞くためです。
講師は神戸市の青雲高校教頭の投石 文子先生です。
投石先生は神戸出身で淡路の五色町に嫁にきて、今は毎日、
神戸の星雲高校まで通っているそうです。
私は淡路出身で神戸に住んでいますから、反対やなと思いながらお話を聞きました。
 
投石先生は、女性が変える島づくりということで「淡路おみな」という女性ばかりの会の会長です。
今年は古事記編纂1300年ということですが、淡路島が
出雲にえらくまけてると言われてました。
 
出雲地方はとてもじょうずに古事記の出雲を宣伝していますし、
本当に多くの人が出雲地方を訪れています。
淡路島は古事記では最初に生まれる島であるのに、
もうひとつうまく宣伝できていないとくやしそうでした。
 
でも出雲の人にどうしてそんなに人が来るのかと聞くと
「何もしていない」という答えが返ってきたそうです。
先生の結論は
その地に住む人が、自分たちの土地にほこりをもっているかどうか
ではないかということになり、
 
自分たちの住む島が誇り高い場所であるということを
もっと多くの人に知ってもらいたいということで
女性ならではの活動をされておりました。
みけつくにである淡路島の食文化の紹介(蘇を実際作ったり郷土料理の小冊子をだしたり)
くにうみ神話の絵本を作ったり、かみしばいを作って上演したり。絵本の内容も
イザナギ神宮の宮司さんから何回もだめだしされながら、衣装や建物にも気をくばり
作ったということです。 つづく