ついでの三木の話

三木に「カンデカンデ」というレストランがあって

いつ行っても人でいっぱい。

ここも周りはな~んもない田舎の真ん中で

なんで、こんなところに人がいっぱいやってくるんやろうと思う場所。

確かに地場の野菜中心のバイキングはおいしいし、けど

それにしても何かある!と私はにらんでいる。

実は明治の頃

ここには大きな屋敷が建っていた。

中国人でのちに日本に帰化した呉錦堂さんという人の屋敷で

彼はまずしい農家の長男に生まれ

あまりに貧しくて飢え死にしそうになって上海に行き、商売のセンスをみがき

日本にやってきて貿易の仕事で大成功し

垂水にある八角堂(孫文記念館)を建てた人物。

調べれば調べるほどすごい人で

荒野であった三木の土地を開墾し、水をひき、多くの人をやとい救って

祖国には学校も建てたし、多額の寄付もしている。

つづく