日記

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実はスペインの中ではこのアルハンブラ宮殿を訪れる観光客のほうが、ガウディのサグラダファミリア教会よりも多いそうです。アルハンブラ宮殿の方は観光客の入場制限を1日8000人に限定しているにもかかわらずです。

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写真に見られる装飾は壁という壁いたるところにあり、

「どんだけ~」というぐらい細かく、美しく、緻密になされていて、今まで知ることのなかったイスラムの科学と技術のすばらしさを思い知らされました。

ガウディやピカソやミロ(だったと思うけど)もここを見学して、感動してその後のすばらしい作品を生み出していったといいます。

じゃあ、いったい誰が設計したの? 誰が棟梁だったの?

なんとそれは「わからない・・ 」というガイドさんの答でした。

ただ多くの子ども達がここで働いていたそうです。天井の片すみに子どものくつが忘れられていたそうで、たくさんのパーツを天井に貼り付けていくときに身軽で体重の軽い子ども達でないとできない仕事があったようです。

多くの天才達を感動させたその元は名もない子ども達だったなんて!

私はそのことに感動しました。

ちょっとユニークな12体のライオンの噴水がありますが、最近5億円以上もかけて改修されました。昔は時間ごとに、決められたライオンの口からお水が出ていたそうですが(水時計のようなもの)、今ではすべてのライオンの口から同時に噴水が出ています。今の技術では時間ごとにお水を出すことができないのです。

なんと。700年も800年も前の技術のほうが優れていたとは。