むか~し、むかし 時は天平時代。
それは美しい、聡明な姫様がいらっしゃいました。 その名は中将姫。
姫が7歳になったころ、お母さんが亡くなり、新しいお母さんが来ました。
当然のごとく、まま母にいじめられ、姫は山に捨てられ、家来に殺されそうになりました。
あれ? なんだか白雪姫と似てる?
のちに、奈良の当麻寺に預けられ、そこで暮らすのですが・・。
姫は信仰心篤く、特に観音様を信仰しておられました。
26才のある日のこと、「仏様がこの世にいらっしゃるならば目の前に現れ給え」という願を立て
21日間の念仏をしたそうな。
最後の晩、老尼が現れ
「蓮の糸で曼荼羅を織りなさい」と言われました。
姫は国中の蓮の茎を集めて、糸にし、染色のために井戸にその糸を入れました。
するとその糸は5色に染め上がったと言われます。
その晩に、阿弥陀如来と観音菩薩が現れ、その助けもあり、姫は
一晩で4・5メートル四方にもわたるすばらしい曼荼羅を織り上げた、というお話。
この曼荼羅が出来て1250年、それ以来当麻寺の本尊であり、
今回、30年ぶりに奈良の国立博物館で公開されるそうです。
見に行きたいな~。ゆかさんからの情報でした~。